PHPとの憂鬱なお付き合い

皆さん、PHPってお聞きになられたことありますか。PHPとは、ホームページを作る際、動的な機能、例えばお問い合わせフォームや販売・決済機能などを実装するときに使用されるスクリプト言語なんです。例えば、ホームページを作成するのにWordPressを使っている方も多いと思いますが、このシステムもPHPで記述されているんです。

ホームページを成り立たせている重要なPHPなんですが、複数のバージョンがありまして、やっかいなことに毎年11〜12月にサポート期限を迎えるんです。詳しくは以下ページなどを参照ください。

サポート切れのPHPを使い続けることは、セキュリティ上、望ましいこととはされていません。ただ、この事実を知らないままWordPressなどお手軽なシステムを、古いPHPで動かし続けるサイトが多いそうなんです。古いPHPを使い続ける危険性については、以下ページなどで詳しく解説されているので参考にしてください。

実際、私が携わったクライアント様でも、この事実を知らず、古いPHPのままサイトを運営されていたところもありました。
この記事を読まれた方も一度、ご自身のサイトでPHPが使われているのかどうか、また、PHPが使われているのであればサポート期間中のバージョンであるのかどうか、調べてみることをお勧めします。

ただ、個人的には毎年、サポート期限を迎えるPHPの体制もいかがなものなんだろう?って疑問に感じています。
PHPのバージョンアップって、きちんと作業する場合、事前にステージング環境と呼ばれるテストサイトを用意して、そこで新しいPHPバージョンを試して、動作確認をした上で、問題なければ本番サイトでのPHPバージョンをアップさせる、という手順を踏みます。WordPressだけでなく、さまざまな動的なコンテンツをPHPで構築しているサイトですと、このバージョンアップ作業を毎年、繰り返すことになるんですからね。考えただけでも大変ですよ。

とは言っても、この憂鬱になるPHPとのお付き合いは、止めるわけにもいかず、ずっと続けていかなければいけません。PHPの管理・運営団体の方々、どうにかしてもらえませんでしょうか。なんて、しがない個人事業主風情がぼやいても、どうにもなりませんけどね。